情報教育シンポジウムSSS2014で発表

8月24日(日)〜26日(火)にリゾートホテルオリビアン小豆島で行われた,情報処理学会の情報教育シンポジウムSSS2014で,情報入試研究会主催「大学情報入試全国模擬試験」についての論文発表を行ない,「優秀発表賞」をいただきました。

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発表のようす(イメージ)



中野 由章,谷 聖一,筧 捷彦,村井 純,植原 啓介,中山 泰一,伊藤 一成,角田 博保,久野 靖,佐久間 拓也,鈴木 貢,辰己 丈夫,永松 礼夫,西田 知博,松永 賢次,山崎 浩二
「大学情報入試全国模擬試験」の実施と評価
The nationwide trials of “exam for university entrance on information study” carried out and their evaluation
情報入試研究会と,情報処理学会情報入試ワーキンググループは,2013 年と2014 年に「大学情報入試全国模擬試験」を実施した。2014 年に試行した試験は,920 人が受験し,その内容について分析した。その結果,全体としてみれば,得点分布,解答時間,問題数などは極めて良好であり,出題範囲や難易度についても問題はなかった。ただ,「情報の科学」領域,とりわけプログラミングについては,問題点が明らかになった。これはすなわち,大学側が求める内容と,高校側で行なわれている内容の乖離を意味する可能性がある。入試問題という狭い範囲ではなく,教育内容まで含めて,今後,総合的に検討を要する内容である。
情報教育シンポジウム2014論文集, pp. 11-17 (2014).