教科「情報」入試の試行とその結果

2004年11月27日(土)に
名古屋大学工学部7号館で開催された
平成16年度情報処理教育研究集会において
東京農工大学 中森 眞理雄 先生により
「教科『情報』入試の試行とその結果」
の研究発表がされています。

東京農工大学では
当時、個別学力試験に情報を出題することが検討されており、
2004年7月31日に試行試験を実施した結果をまとめた論文です。
情報入試についての重要な論文と考え、
著者らからのご承諾を得て、転載しました。


(参考)

お問合せは
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中森 眞理雄,辰己 丈夫,金子 敬一,並木 美太郎,中條 拓伯,品野 勇治,小谷 善行
教科「情報」入試の試行とその結果
平成15年度から、高等学校において普通教科あるいは専門教科「情報」が必修となった。普通教科「情報」を履修した高校生が大学を受験するのは平成18年度入試からである。これに対応して、東京農工大学工学部情報コミュニケーション工学科では,平成18年度入学試験における個別学力検査(前期日程)に教科「情報」を出題することにした。そのための「情報」の試行試験を平成16 年度内に3回実施する予定であり、その第1回目を7月31日に実施した。対象は現在高等学校の2年次に在籍する生徒であるが、現職の教員も数名参加した。以下に、「情報」出題の目的と決定経過、試行試験の目的、試行試験実施方法のあらまし、社会の反応、等について述べる。
平成16年度情報処理教育研究集会論文集,pp.656-659 (2004).