未来の学びを創る ~探究と協働で育む,学習者主体の授業デザイン~

情報処理2025年7月号に
未来の学びを創る ~探究と協働で育む,学習者主体の授業デザイン~
が刊行されました。

 

須藤 祥代
未来の学びを創る ~探究と協働で育む,学習者主体の授業デザイン~
2024年12月,次期学習指導要領改訂の諮問が行われ,現行指導要領の趣旨を踏まえた教育の重要性が改めて強調された.学びの主語を「子供」とする「主体的・対話的で深い学び」の実現には,個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実が鍵となる.情報Iの授業実践では,生徒が生成AIやクラウドを活用し,主体的に学びを深める姿が見られた.このような学びは,生涯にわたって主体的に学び続ける力を育むとともに,デジタル人材の育成にもつながる.今後の教育では,こうした実践を通じて持続可能な社会の創り手を育てるとともに,教師が子供主体の学びを設計し,生徒が自らの意志で生きていけるよう支援することが求められる.
情報処理, Vol. 66, No. 7, p.307 (2025).