大学入学共通テスト「情報」試作問題におけるシミュレーション問題に対する分析

2021年2月13日にオンラインで開催された
情報処理学会コンピュータと教育研究会第158回研究発表会 において
愛知県立小牧高等学校の井手広康先生が
「大学入学共通テスト『情報』試作問題におけるシミュレーション問題に対する分析」
の発表をされました。

大学入学共通テスト「情報」試作問題におけるシミュレーション問題に対する分析
Analysis on the Simulation Problem in the Trial Test “Informatics” of the Common Test for University Admissions
2020年11月に大学入試センターから平成 30 年告示高等学校学習指導要領に対応した大学入学共通テスト「情報」試作問題(検討用イメージ)の提供があり,その翌月に情報処理学会がこれをホームページ上に公開した.本研究では,試作問題のうち第4問「交通渋滞シミュレーション」をシミュレーションの授業で取り上げるとともに,授業の前後で二度生徒に試作問題(第4問)を解答させた.生徒の解答を分析した結果,「複数のグラフを比較することができ,そこから情報を正確かつ瞬時に読み取る分析力」および「文章を正確に読み取り,何が問われているのかを瞬時に把握する読解力」が今後の授業において育成すべき資質・能力であることが明らかとなった.
情報処理学会コンピュータと教育研究会報告, 2021-CE-158-9 (2021).


「試作問題(検討用イメージ)」の冒頭にある注意書きをよくお読みください。