共通テスト教科再編 2025年から「情報」追加 7教科21科目に

NHK 2021年3月24日付に
「共通テスト教科再編 2025年から『情報』追加 7教科21科目に」
が掲載されました。

大学入試センターが2021年3月24日付で
平成30年告示高等学校学習指導要領に対応した令和7年度大学入学共通テストからの出題教科・科目について
https://www.dnc.ac.jp/kyotsu/shiken_jouhou/r7ikou.html
を公表しています。

お問合せは
http://jnsg.jp/?page_id=93 からお願いします。



新設「情報」のサンプル問題は
今回新設された「情報」のサンプル問題は、情報技術の仕組みと利点などを問う内容になっていて、大きく3つのテーマで構成されています。
設問の1つでは、東日本大震災をめぐる通信確保に関する資料をもとに先生と生徒の会話を穴あきにして、情報技術の仕組みや情報社会と人との関わりについての理解を問う内容となっています。
この中には、あてはまるビット数などを数字で答えさせる問題もあります。
また別の設問では、選挙権年齢の引き下げで高校生にとっても身近になった選挙を題材に、比例代表選挙の得票から政党ごとの当選者数を求める配列を示して適切な回答を選択させるなど、プログラミングの力を問う問題も示されました。

専門家「論理的能力問う内容」
初めて公表された共通テストの『情報』のサンプル問題について一般社団法人「情報処理学会」の教育担当理事を務める、電気通信大学の中山泰一教授は「『情報I』の各領域からバランスよく問題が出されている。第1問は情報社会の問題解決や情報デザイン、それから情報通信ネットワークを、第2問はプログラミングを、第3問はデータ活用を問う内容になっている。大学入試センターのすべての領域をきっちりと勉強してきてほしいというメッセージが込められてると思います」と話していました。
そのうえで、「難易度も極めて難しいというものではなく、ごく標準的な問題が出ています。ただ、きちっと自分でプログラミングを書いたり、多くのデータを統計処理ソフトウェアで処理したりして仕組みを理解していることが必要になると思います。自分で論理的に考えて、問題に取り組む能力が問われています」と分析していました。