大学入試の「情報」 個別試験や高校の対策は? 情報処理学会で議論

朝日新聞2022年3月29日付
「大学入試の『情報』 個別試験や高校の対策は? 情報処理学会で議論」
が掲載されました。

情報処理学会第84回全国大会イベント企画
「情報入試―共通テストと個別試験」
の講演内容が紹介されています。

(参考)

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2025年度の大学入学共通テストに新設される教科「情報」。早い高校では、この4月の高1生から「情報Ⅰ」の授業がスタートする。高校現場や大学入試ではどう扱えばいいのか――。3月上旬に開かれた情報処理学会全国大会のセッション「情報入試~共通テストと個別試験」で、議論された。

まず「情報」の入試を導入している高知大と京都産業大の例が報告された。

高知大は一般入試で「情報」を行っている。学務部入試課などによると、始めたのは2011年の試験からで、情報科学を学ぶことを希望する学生を受け入れようとした。07年から理工学部内にワーキンググループを設置して高校の学習指導要領や教科書、他大学の過去問題などを調べて準備した。

そして初年度、一般入試前期で情報での受験を志願した人は、10人の定員に対し24人に。これまでに学部の改組などもあったが、情報の入試を続けてきた。

16年度からAO入試の一つの形として情報の筆記試験を導入している京都産業大は安田豊准教授が説明した。

適性のある学生の入り口を広げる狙いがあったが、「『とりたい学生でなければ入れない』として20~30分の面接を課すなどして吟味した」という。

朝日新聞2022年3月29日付