情報科教科書に現れる用語の変遷—情報ABCから情報Ⅰ・Ⅱまで—

2022年10月1日に東海大学湘南キャンパスで開催された
情報処理学会 第166回コンピュータと教育研究会において
「情報科教科書に現れる用語の変遷—情報ABCから情報Ⅰ・Ⅱまで—」
の研究発表がされました。

赤澤 紀子,赤池 英夫,柴田 雄登,角田 博保,中山 泰一
情報科教科書に現れる用語の変遷—情報ABCから情報Ⅰ・Ⅱまで—
Changes in Terms which Appear in Informatics Textbooks at High Schools in Japan
2003年から開始された普通教科情報科は,「情報A」,「情報B」,「情報C」の選択必履修から始まり「社会と情報」と「情報の科学」の選択必履修を経て,2022年実施の新学習指導要領では「情報Ⅰ」(必履修2単位)と「情報Ⅱ」(選択2単位)となった.情報科で扱う内容は,進歩の速い情報化社会を生き抜くための知識及び技能の習得,思考力・判断力・表現力を養う必要があり,普遍的な内容とその時代に即した内容が盛り込まれていると考えられる.本研究では,全教科書の索引に着目して情報科で扱う用語の変遷についてまとめる.
情報処理学会コンピュータと教育研究会報告, 2022-CE-166-5 (2022).