大学入試を中心とした情報分野の学力評価手法の検討 〜プログラミング問題を中心としたEMIU情報模試2024夏の結果分析〜

2025年1月10日~12日にホテルラフォーレ那須とオンラインで開催される
第66回プログラミング・シンポジウム において
「大学入試を中心とした情報分野の学力評価手法の検討 〜プログラミング問題を中心としたEMIU情報模試2024夏の結果分析〜」
の研究発表がされます。

(参考)

谷 聖一, 植原 啓介, 辰己 丈夫, 西田 知博, 角田 博保, 筧 捷彦, 高橋 尚子, 中野 由章, 中山 泰一, 萩原 兼一, 坂東 宏和, 安田 豊
大学入試を中心とした情報分野の学力評価手法の検討 〜プログラミング問題を中心としたEMIU情報模試2024夏の結果分析〜
大学入試を念頭において,(1) 典型的な大問中問による学力評価手法,(2)IRT を想定した多肢選択による学力評価手法,(3)CBT を前提とした出題方式による学力評価手法の開発をおこなっている. その基礎的なデータを収集するため, IRT を想定した多肢選択による学力評価手法及び典型的な大問中問による学力評価手法を検討し,実際に問題を作成し2024年6月・7月に「EMIU 情報模試2024夏」として高校生を対象とした CBT による模試を実施した。この模試の出題分野は,プログラミングおよびデータ 分析とした。学習指導要領では,プログラミングは 「(3)コンピュータとプログラミング」の「アルゴリズムとプログラミング」の部分に相当し,データ分析は「(3)コンピュータとプログラミング」の「モデル化とシミュレーション」の部分「(4)情報通信ネットワークとデータの活用」のデー タ活用の部分に相当する。今後の研究の基礎とするため,典型的な大問中問による学力評価手法による出題では,CBT での実施ではあるが共通テストなどで採用されているマークシートによる出題を前提とした作問を行った。本発表では,特に,プログラミングに関する問題の結果について分析をする。
情報処理学会第66回プログラミング・シンポジウム予稿集 (2025).