高校における新教科「情報」ができたころのこと

情報処理,Vol. 61, No. 3
高校における新教科「情報」ができたころのこと
が刊行されました。

(参考)

大岩 元
高校における新教科「情報」ができたころのこと
How “Informatics” was Established as a Japanese High-School Subject for Common Students
1999年に高等学校において新教科「情報」が「情報A」,「情報B」,「情報C」それぞれ2単位のどれか1科目以上の必修の普通教科として設置された.戦後の日本の教育で初めて,それまでにない教科が設置されたのである.その前後の状況については,田中規久雄「教科「情報」新設に見る中等情報教育政策の一断面」に詳細に記述されている.本報告では,田中論文を参照しながら,他国と異なりコンピュータ科学が軽視され,コンピュータの利用を重視して設置された状況を筆者の個人的な見解として述べる.
情報処理, Vol. 61, No. 3, pp. 283-286 (2020).