2024年3月17日、神奈川大学横浜キャンパスにおいて開催される情報処理学会第86回全国大会において、
イベント企画「直前! 新課程「情報」2025年度入試」が開催されます。
- 情報処理学会 情報処理学会第86回全国大会
直前! 新課程「情報」2025年度入試
https://www.ipsj.or.jp/event/taikai/86/WEB/html/event/B-6.html
お問合せは
http://jnsg.jp/?page_id=93 からお願いします。
水野 修治(独立行政法人 大学入試センター 試験問題調査官) 基調講演 大学入学共通テスト『情報Ⅰ』と高大接続 【講演概要】令和7年度大学入学共通テスト『情報Ⅰ』の実施まで1年を切った今,公表されている問題作成方針をもとに共通テスト『情報Ⅰ』で測りたい資質・能力を改めてご説明するとともに,大学入学共通テスト『情報Ⅰ』が果たす高等学校と大学との情報教育における接続について考える機会としたい.
大石 智広(神奈川県立生田東高等学校 総括教諭) 小さな探究を授業に取り入れよう 【講演概要】「情報」入試については,サンプル問題などから,与えられた資料や情報をもとに限られた時間内にしっかり思考する力が求められていることが明らかになってきた.どうしたらそのような能力を育てられるかが課題になっている.そのための特別な方法があるわけではく,常に資料や情報をもとに思考・探究しながら学ぶ授業を展開することが重要であると考えている.本講演では,生田東高校の情報科で取り組んできた,通常の授業時間内に行える「小さな」探究的学習について,実践を報告する.小さな探究とは,探究学習に必要な,「問い」「解決のための手段」「考察・結論」の3つの要素のうち,全てを生徒に委ねるのではなく,「問い」「手段」を教員が示し、最後の結論を考察する部分を生徒に委ねるような,授業展開を指している.小さな探究を授業に取り組むための手法や,事例を報告する.
千葉 緑(東京都立六本木高等学校) 東京都立六本木高等学校における「情報Ⅱ」の授業実践 【講演概要】東京都立六本木高等学校は,昼夜間3部制の定時制課程・総合学科・単位制の高等学校です. また,本校は今までに不登校を経験するなど,自分の力を十分に発揮できなかった生徒が自らの目標の実現に取り組むチャレンジスクールです. 他の学校にはない特色がある本校で1年間「情報Ⅱ」の授業を行った実践について報告する.
小宮 常康(電気通信大学 大学院情報理工学研究科 准教授) 電気通信大学における「情報」入試 【講演概要】2025年度入試から始まる大学入学共通テストの出題教科「情報」の実施に合わせて,電気通信大学では共通テストの「情報」を必須とするほか,個別学力検査においても「情報」を導入する.また,一部の学科(学域)における学校推薦型選抜および総合型選抜においては,情報および数学分野に関する基礎学力検査をCBTを用いて実施する.本講演では,それらの概要と狙いについて述べる.
井上 智生(広島市立大学大学院情報科学研究科 教授・副研究科長) 入学者選抜における「情報」導入の狙い 【講演概要】広島市立大学情報科学部では2025年度から入学者選抜に「情報」を課すこととした. 具体的には,一般選抜における共通テストの必須科目に「情報」が加わり(前期日程・後期日程ともに)、特に後期日程では個別学力検査の科目が「情報」となる. この講演では,後期日程で実施される個別学力検査「情報」を中心に広島市立大学情報科学部の入学者選抜の狙いを伝えながら,地域の企業・自治体や高等学校と連携した情報教育の推進・情報人材育成に関する取り組みを紹介する.
谷 聖一(日本大学 文理学部情報科学科 教授) 人文社会系における情報入試 【講演概要】私立大学人文社会系学科の入学者選抜における教科「情報」の利用等について概観する.特に,個別試験で教科「情報」がどのように活用されるのか実例を示して紹介する.
谷 聖一,大石 智広,千葉 緑,小宮 常康,井上 智生 パネル討論,