意味の理解に着目させる漢字学習ソフト「熟語マニア」の開発と評価

情報処理学会論文誌「教育とコンピュータ」,Vol. 4, No. 1
情報処理学会のジュニア会員が執筆した論文
「意味の理解に着目させる漢字学習ソフト『熟語マニア』の開発と評価」
が掲載されました。

  • 朝日新聞
    (ひと)間辺美樹さん 漢字学習ソフトを開発し、学会誌に論文が掲載された
    http://www.asahi.com/articles/DA3S13435165.html

  • 「みらいぶ」高校生サイト
    漢字狂いが「漢字上達ソフト」開発! 学会発表を梃子(てこ)に推薦入学の道を開いた
    http://www.milive.jp/live/180702/

  • 情報処理学会 電子図書館
    http://id.nii.ac.jp/1001/00185815/
    (情報処理学会 CE研究会登録会員、CLE研究会登録会員は、
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間辺 美樹,並木 美太郎,兼宗 進,間辺 美恵子,間辺 広樹
意味の理解に着目させる漢字学習ソフト「熟語マニア」の開発と評価
Development and Evaluation of Kanji Learning Software ‘Jukugo (Idiom) Mania’ that Focuses on Meaning
コンピュータやスマートフォンなどの電子機器の普及による若者の漢字離れが懸念されている.ところが,一般的な漢字学習法といえば,「繰り返し書く」など機械的反復練習から導かれる「暗記」に主眼が置かれていて,「意味の理解」を重視した漢字学習法についてはこれまで十分に議論されてこなかった.本研究では「漢字1字の意味の理解が熟語の理解につながり,熟語を介して形成される漢字ネットワークを拡大させていくことで,多くの漢字を理解できるようになる」という日本漢字能力検定1級取得者の漢字理解モデルに基づき,学習者に意味の理解の大切さを認識させる目的の漢字学習ソフト「熟語マニア」を開発した.選択肢として提示された複数の熟語の中から,意味を考えれば正しい漢字を選択できるクイズ形式のソフトである.高等学校において「熟語マニア」を用いた実験授業を行った結果,生徒の多くが意味を理解することの大切さを認識するようになった.
情報処理学会論文誌「教育とコンピュータ」, Vol. 4, No. 1, pp. 16-30 (2018).