このたび,情報処理学会コンピュータと教育研究会第158回研究発表会(CE158)を,電気通信大学と全国高等学校情報教育研究会の後援で開催することとなりました.
CE158では,電気通信大学企画セッションとして,萩谷昌己先生(東京大学)と水野修治先生(大学入試センター)に招待講演をお願いしました.電気通信大学企画セッションの招待講演はどなたも無料で聴講していただけます.ぜひご参加ください.
日時:2021年2月14日(日) 11:00〜12:15
会場:オンライン
(Zoom会議室,参加申し込みされた方にご案内します)
参加申込:次のファイルをご覧ください.
(招待講演1)
「情報教育課程の設計指針―初等教育から高等教育まで」解説
萩谷昌己(東京大学),久野靖(電気通信大学)
アブストラクト
日本学術会議より2020年9月に公表された報告「情報教育課程の設計指針―初等教育から高等教育まで」では、初等教育から(大学の普遍教育および専門基礎教育を含む)高等教育まの情報教育が体系化されており、教育課程を編成する者や、各学校段階で情報教育に携わる者によって、各種の情報教育を比較検討するための共通の「物差し」として活用されることが期待されている。本講演では、設計指針の全体像を紹介するとともに、その中から特に高大接続において問うことが適切な知識や能力を抽出して、大学入試の議論につなげる。
日本学術会議: 報告「情報教育課程の設計指針―初等教育から高等教育まで」, 令和2年(2020年)9月25日, 日本学術会議情報学委員会情報学教育分科会.
http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/kohyo-24-h200925-abstract.html
萩谷昌己: 「情報教育課程の設計指針」解説, 情報処理, 2021年4月号掲載予定.
(招待講演2)
大学入学共通テスト新科目案「情報」について
水野修治(大学入試センター)
アブストラクト
平成30年告示高等学校学習指導要領に対応した令和7年度大学入学共通テストにおいて新科目「情報」の導入が検討されている。この導入案に至った経緯とその意味をこれまでの国の動きを振り返りながら説明する。また,昨年11月に大学等関係団体や高等学校関係団体,関係学会に検討材料として発出した「情報」試作問題(検討用イメージ)のねらい,及び大学等の入学者選抜における「情報」試験の利点について説明する。